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「冨永愛 美の法則」を読んで

 日本人が不利とされる世界で、スーパーモデルになられた冨永愛さん。私の尊敬する人の一人です。彼女の長くすらりと伸びた手足は羨ましい限りです。そんな彼女の美に対する考え方を知れる本が「冨永愛 美の法則」です。

 「美の価値観は多様である」と言いつつも、考え方は一緒やなあと思う。愛さんはそのことを真剣に取り組んでこられたから、同じ話をしても深みがあります。

 美しくなりたいと願うなら、”自分にとっての美しさと”は何か_”どういう類いの美しさ”を手に入れるべきなのか_

 

 「美しさは生き方からあふれでるもの」という意見には大いにうなずけます。何故なら、私と一緒に運動を楽しんでいらっしゃる生徒さんたち、60代、70代、80代、90代も!美しい方が多いのです。歳を重ねるごとに円熟していかれる感じです。そしてよく笑っていらっしゃいます。美しいなと思われる方の特徴として挙げられるのは、「感謝を表現してくださる」「姿勢を気にされている」「楽しいことをみつけることにたけている」「自分自身をよくご存知である」「よく学ばれていらっしゃる」ということがあげられます。

 

 ”自分にとっての美しさとは何か”を考えるとき、ありがたいことに私の周りには美しい先輩方が多くいらっしゃり、その方達の共通点を見出すことで分かりますね。

 

 私にとって美しい生き方とは、

  感謝を表現する

  姿勢を気にする

  楽しいことを見つけることに長ける

  自分自身を知る

  よく学ぶ

 と定義することができました。

 

 自分自身ををよく知ると、自分の素材の良さを活かすことにつながる。それは自分がコンプレックスに思っていたことさえ、長所に変わるということですね。私自身、ボディメイクの大会に出る準備段階でヒシヒシと感じました。背が高い方が舞台映えしますが、どんなに頑張っても身長は伸びないのです。無いことに目を向けると「どんなに頑張っても無理だ!」となってしまいます。ポージングでも私の長所を見てもらうように工夫しました。愛さんの本を読んでいると、職業人としてそれをもっともっと深くシビアにやられているのが伝わります。ふとした瞬間に気が抜けまくっている自分を反省…。人に見られていないときにどうしているか?ってことが美を磨くということではないかな。それが愛さんの言葉では「いつでも裸になれる準備はできている?」「白鳥のように優雅に努力する」「ランジェリーにこだわる」といった言葉に現れています。

 

 トレーニングやビューティーケアの方法も紹介されています。やはり!愛さんも「お顔のトレーニング」もされていましたよ!彼女はまだお若いけれど、笑顔筋は使わないと鍛えられないからね。「楽しいこと見つけて」いっぱい笑ったうえで、みなさんにも顔ヨガもやってほしいなと思いました。

 

 最後の章に「夢を叶えるセルフマネージメント」という章がありまして、ちょっと反省ポイントがありました。

「自分との対話を繰り返す」

「今の自分に負荷をかける」

 

 あ、年齢を言い訳に筋トレの負荷落としているわ。5年日記が書けてない!

 

美しい人は当たり前のことを当たり前にやっている人。

気負わず、さらりと美し人でありたいと思うのでした。